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ハーマンモデルとは
人間の「脳」の個性を明らかにするツールです。
ハーマンモデルとは、ノーベル賞受賞学者の大脳生理学理論を起源とする「脳」の研究をベースにした科学的ツールで「脳優勢度調査」とも呼ばれています。
この調査結果から、
「自己認識」、「相互認識」によるコミュニケーションの円滑化
「創造的チーム開発」
「顧客パターンの把握と訴求方法の確立」
「新製品開発システム構築」
等が可能になります。
この方法は米国GEの能力開発部門の責任者ネッド・ハーマンが1977年に基本モデルを開発し、10年ほどかけて改善したツールであり、IBM、インテル、P&G、コカコーラ、キャノン、資生堂など、米国、ヨーロッパ、アジアで既に200万人以上に採用され、効果が実証されています。
ハーマンモデルの原理
ハーマンモデルは、ロジャー・スペリーの右脳・左脳モデルとポール・マクリーンの三位一体型脳モデルを複合的に組み合わせたものである。右脳・左脳モデルはご存知のとおり、右脳を「イメージ脳」、左脳を「言語脳」と捉える。三位一体型脳モデルは、人間の脳は段階的に爬虫類の脳、哺乳類の脳の順に発達し(辺縁皮質)、さらに大脳新皮質で覆われているというもので、辺縁系を「本能的・感情的」、大脳新皮質を「事実認識・理知的」と捉える。
つまり、ハーマンモデルは、脳を右脳・左脳に分け、さらに、左右それぞれを大脳新皮質、辺縁皮質に分け、脳の機能を4象限に分けるのである。
ポール・マクリーン(アメリカ国立精神衛生研究所 脳進化と行動部門主任)は[図1]に示したように、脳は3つの層からなり、各層は進化段階に対応すること、また、それぞれの働きが異なることを明らかにしました。 |